森林は地球上の生物に対する酸素の供給はもちろんのこと、水資源の確保や土砂災害の防止など、私たちにとってかけがえのない存在です。このように私たちの生活にはなくてはならない森林ですが、近年の環境破壊により徐々にその数は減退しています。
われわれ人間にはその森林を保護・育成していく義務があります。
しかし保護・育成活動を行うには多くの労力が必要であり、本来その最たる担い手である森林所有者や林業を仕事にする方の高齢化、木材価格の低迷などにより彼等だけで森林の手入れを行うことが困難になり、管理が不十分な森林が増える一方であるのが現状です。
森林ボランティアはそのような手入れが困難になっている森林の下刈りや枝打ちなどの森林保護・育成活動を自主的に行う市(町・村)民グループです。あくまでも自主的な活動である為、その活動範囲や作業量はグループごとに差がありますが、彼等の活動が広く一般の方にも知られることで人々の森林に対する認識が向上されること、また「森林ボランティア」という活動が森林保護・育成の新たな担い手となることが期待されています。
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